2014年10月22日水曜日


10月21日 ラーニングカフェにてビジネスモデルYOUのワークをやらせて頂きました。パーソナルキャンバスというシートに自分事を書き込んでいく作業をお隣さんと対話をしながら進めていきました。

ワークの目的は自分の現状を知ること気づくことまで。
その先は、修正したり、行動に挑戦してみたりあるのですが、何回も何回も書いてみる必要があるそうです。

僕自身勉強不足な部分がありますが、良い経験をさせて頂きました。

参加者から
①普段の生活で、自分に焦点をあてる時間が今あまりなかったので、自分について考える時間自体が良かった。

②色々な活動をしていることが、整理することが出来た。

③自分以外の人に、自分では気づかなかった気づきを貰えた。
他者からの意見を貰える対話の時間が良かった。

など感想をいただけました。
キャンバスの素晴らしいところは、お金以外のソフトな報酬と支出があるよねと気づかせてくれるところです。
例えば、家族の笑顔が報酬、友達の時間を使っているから支出など。

シートを完成される事が目的ではなく、書いたシートからどんな自分がなりたい自分に近づけていく方法があるかを知ることが大事なんだなと、改めて思いました。

僕も次にワークをする際の、こんなことを組み合わせたらいいんじゃないかと気づきを頂きました。ありがとうございました!

2014年10月19日日曜日

上下町でファッションショー!?




その答えは、本日の 第21回上下白壁まつり に!

お天気にも恵まれ、大盛況~


いつものお店に加え、一日限定のお店や、子供たちの絵や俳句、ライブなど

おまつりを 更に盛り上げています。




そして、本日の目玉

『着物リメイク服コンテスト 上下ランウェイ』


着物をリメイクした服のコンテストを、ファッションショー形式で行う企画です。

上下町の皆さんが中心になって準備を進め、広島各地からも協力者が集まっていました。

上下商店街にある 元酒蔵の重森本店をお借りしての開催です。





広い倉庫が、ファッションショー会場に大変身しました。

前日はウォーキング&笑顔 レッスンも受け、モデルさんも準備万端!


そしてなんと、230用意していた客席は開始前ですでに満席。

立ち見の方もいるほど!!




リメイク服の作り手、出演のモデルさん、写真を撮る方、見に来られたお客様、スタッフ…

本当にたくさんの人が関わり、キラキラしているとっても素敵な企画でした。

ここまで大変だったと思います。皆さまお疲れ様でした!!

私はお手伝いという名の下 特等席で見せて頂いた感じですが、すごくパワー頂きました。



そして、この企画はまだ終わりません↓




以前もブログでご紹介させて頂いた、『古きよき時代展』

展示品も増え、見どころたっぷりです。

こちらは10月末までの開催です。(土日は、中に入って展示が見られます)


さらに、「こんな素敵な場所を作ったのだから」ということで

そのまま11/1 (土)、2 (日)もこちらでイベントが催されることになったそうです。

上下町の女性パワー、止まりません!!



 『アンティーク着物展示会 時代屋の女房たち』

 日時 11/1(土)、2(日)

 場所 元瀬川百貨店(上下商店街)

 着物リメイク服  ワンコインリンパマッサージ

 和雑貨・和アクセサリーの  アンティーク着物のレンタル着付 など

2014年10月14日火曜日

続・「まちヨミ」in府中



続・「まちヨミ」in府中
ONE BOOK, ONE FUCHU





報告者:   藤原幸大

作成日: 20141011





■開催までの経緯

201483日に開催した府中でのまちヨミから、「空き家」「過疎」というテーマに集約されるご意見を参加者の方々から多くいただきました。ご意見を元に、読書会やちいの方々との定例会を重ねた結果、府中市内の空き家・空き地の所有者で、不動産業者が取り扱えないような物件の情報収集をする事と、移住・交流を希望する者への物件をはじめとする情報発信や、移住してきた方への情報提供・交流企画を通じて、都市から府中市への移住・交流を推進し、もって府中市の地域の振興に寄与することを目的とするNPOを立ち上げることになりました。
 
そのNPOのキックオフを兼ね、2回目のまちヨミを開催です。



・開催概要

課題本: ビジネスモデルYOU
開催日: 20141011日(土)900~分1200
会場:   市民センター
参加費: 4,000円(本代2,000円込)
主催:   府中市まちヨミ開催プロジェクト/一般社団法人Read For Action協会
後援:  府中市/JOIN(一般社団法人移住・交流推進機構)/府中商工会議所/府中市立図書館
事務局: 地域おこし協力隊藤原幸大
来場者: 16

 ■他の地域の協力隊へ「まちヨミ」を共有

全国各地で活動する地域おこし協力隊。私自身と同様、まず何を名刺として地域の皆さんに入り込むのか? に悩んでいる人がいるかもしれません。また協力隊が活動している地域には「過疎」という共通の課題があります。事例の結果で、情報を共有するだけでなく過程を見ること ができる資料を作成すること、各協力隊の活動の流れや、どうやって活動が出来たのかを共有し、連携してより良い案を創っていくことが必要だと思います。
JOINという協力隊なら誰でも知っている団体で、読書会、「まちヨミ」が紹介されることで、新任の地域おこし協力隊や、地域での活動に悩んでいる協力隊の仲間に対し、地域の声を聴くためのワークショップ・ファシリテーションをする場作りの一つとして実行可能な資料を作成し、共有することを目的とする。また、ご意見を頂き、今後の参考にさせて頂きたい。これをきっかけに、各地域の協力隊の活動過程を見ることができる資料が共有されていくことを目的とする。

ポイント① 目的を持つ
①藤原がビジネスモデルYOUを使って作成したキャンバスを元にビジネスモデルYOUを使ってみよう。
②参加者同士の対話によって、参加者の生活に自分自身が良いなと思える変化があれば、結果的に、府中の魅力に繋がることを目的とします。

協力隊として、「まちヨミ」と協力隊活動が繋がると感じました。具体的には、地域の方々から町に対しての本音の思いが聞きたいと思いました。暮らしの豊かさをダイアログ(対話)し、アクション(行動)する。そんな場が「まち」に増えていく活動にしたい。まちづくりに興味はあるが、なかなか一人では行動するのは難しい、仲間が欲しいという地域の方々に仲間づくりの場を提供したい。協力隊が先導に立つ活動ではなく、地域の方々に、過疎の府中市の現状を知るきっかけの場になると共に、自分事として府中市での暮らしについて考え、仲間が出来て、一緒に将来に向けた行動が生まれる場にしたいと思いました。
僕の場合、府中での「まちヨミ」でファシリテーターとして来て下さった木村祥子氏から、RFA協会のリーディング・ファシリテーターの養成講座を受けることで、RFA協会との連携、開催までのノウハウを共有して頂きました。


ポイント② 準備期間が短い
事務機能の協力者が必要。2カ月の準備期間ですが、まだまだ時間は縮めることが可能だと思います。Facebookなどを使い、報連相は共有し形に残るようにした。


■まちぐるみ読書会『まちヨミ』とは?

まちヨミは、経営者も、サラリーマンも、主婦も、公務員も、学生も…
立場を超えた街中の人々が、同じ日、同じ場所に集い、共に1冊の本を読み、夢やビジョンを語り合い、志を共有する仲間を見つけ出して、より良い未来に繋がるアクション(行動)を紡ぎだす次世代型読書会です。地域コミュニティの創出(新しい形のチーム創り、仲間創り)に繋がる、
「読むだけの読書」から「行動する読書」へ を実践する読書会です。


■「 Read For Action 」とは?

東日本大震災で日本社会全体が大きく揺らぐ中、多くの人が、新しい時代を自分たちの手で創っていく必要性を感じていました。その一歩を共に踏み出すため、人と人をつなげ、知を共有するソーシャルリーディング・コミュニティ「 Read For Action 」はスタートしました。そして今、「 Read For Action 」は、主宰者である神田昌典氏のもと、全国規模の“行動するための読書会”ネットワークとなりました。読書を、知識を得るための個人の経験にとどめず、話題の本の感想を分かち合ったり、仲間と一緒に読むことで、内容をより深く理解したり、新しい自分に出会ったり、同じ問題意識をもった仲間たちと解決方法を話し合ったりしながら、読書を行動する力に変えていきます。


『まちヨミ』で期待される効果は?

・地域のキーマン(次世代のリーダー)を育成、排出
・地域コミュニティの創出(新しい形のチーム創り、仲間創り)、地域活性化
そして、
『本はひとりで読むものじゃない…?なんでみんなと一緒に? 』
人間は、自分に都合のよい部分だけを読む習性があります。
まちヨミに集った仲間と一緒に本を読み、話すことで、新たな気づきに出会えます。
自分が本当にしたいことは、1人で考えていても見つかりにくいものですが、誰かの一言でふと気づくことも多いものなのです。コンサルタント・大学教授・作家など、知識創造を迫られているプロほどダイアログ(対話)を重視しています。まちヨミは、本を読むだけでなく、脳を刺激するおしゃべりをします。おしゃべりという遊びの時間があなたの未来、あなたの街の未来が、
アクションに変化していく体験を楽しんでください。

■参考資料

・「まちヨミ」活動メモ

827日 Facebookコミュニティページにて開催告知
8
30日 企画書作成、府中文化センター仮押さえ

96日  府中文化センター 会議室2(午前中)予約
9
10日 続・「まちヨミ」in府中 打ち合わせ
9
11日 府中文化センター 会議室1(午前中)予約
9
12日 府中文化センター 会場使用料を市負担に決定、
府中市、JOIN、商工会議所に後援依頼、収支予算書作成、
まちヨミレター案作成
9
13日 府中市立図書館に後援依頼,決定
9
15日 Facebookイベントページ作成、こくちーずイベントページ作成
           Read For Action
サイトに「まちヨミ」告知
9
17日 府中市、商工会議所から後援決定、チラシ作製
      翔泳社にビジネスモデルYOUを依頼
9
20日 ビジネスモデルYOU届く
9
24日 チラシ印刷依頼
9
26日 チラシ完成、Facebookイベントページにて招待をかける。
9
26日 JOIN後援決定
9
29日 府中市内チラシ配布
9
30日 経済リポート、備後府中かわら版、山陽新聞、府中ニュース速報、
中国新聞、広島テレビに、告知記事掲載依頼・取材依頼

107日 経済リポートに開催情報掲載
10
9日 府中市長の御挨拶の参加決定、アンケート作成、報道用資料作成
10
10日 名簿作成、会場レイアウト作成、当日の進行表&役割分担表作成
          
懇親会案内作成、取材問答集作成
 ・チラシ 
























・準備物リスト
【備品準備】
A3用紙-A4用紙-模造紙付箋紙 幅15mm×高さ50mm
付箋紙 幅75mm×高さ75mm-パーソナルキャンバス-カラーペン延長コード
養生テープ書籍手配プロジェクター-クッシュボール

【参加者へ配布物】
共催、後援など支援をしてくれる組織のチラシなど
–RFA協会(企業向け読書会ご案内、リーディングファシリテーター養成講座ご案内)

【プレス対応】当日プレスを呼ぶ場合
問答集、まちヨミチラシ など報道対応資料作成–READ FOR ACTIONパンフレット

【事務局準備物】
参加者名簿(受付用、ファシリテータ用)領収書、おつり
座席図(カメラNGの人などをマークするのに便利)懇親会案内図
当日の進行表&役割分担表アンケート読書会コンテンツ


ポイント③ 準備物や、計画書等は全て共有します
僕自身もノウハウを共有していただきました。
共有をしていただいた分、フィードバックをすることを忘れずに。


ポイント④ 開催コストは低い(費用対効果は高いと思います)
協力隊として、市から会場費の免除の申請や、地域の仲間と準備することで、節約することが出来た。チラシの印刷代、講師料は、参加費2000円から捻出した。




 当日の振り返り

[オープニング]
戸成市長もいらしていただき、ご挨拶をいただきました。
課題本がビジネスモデルYOUということから、まずは、ビジネスモデルってそもそも何だろう!?というところからダイアログが始まりました。





[STEP1]
ビジネスモデルYOUを読んでみる
課題本であるビジネスモデルYOUREAD FOR ATIONの読書体験。答え探しやダイアログの時間には、自分自身の価値という言葉が聞かれ、自分自身の働き方を見直すタイミングにもなったのかもしれません。

[STEP2]
自分自身のパーソナルキャンバス作成体験
今回のNPOを立ち上げのきっかけになったのが、この書籍に紹介されているパーソナルキャンバス。その時のキャンバスと自分自身のキャリアに気づいた事例を数点を紹介し、その後は、参加者のみなさんに自信のキャンバスを描いていただきました。

[STEP3]
キャンバスを使ってイノベーションを見つける体験
府中市の空き家対策のキャンバスを参加者全員で、プラスαのビジネスモデルを考える時間を持ちました。
府中市にダッシュ村を作ろう!
空き家の問題のドキュメンタリ映像を作ろう!
空き家の問題は、府中市だけでなく、日本全体の問題なので、全国に展開できるモデルにする。など、さまざまなアイディアが生まれました。


Youtubeにて「まちヨミ」の様子をご覧いただけます。
 








■参加者の声
===
自分の情報収集、情報発信、分かりやすく書くということ。
ブログを再開しようと思った、やる気が出た。
===
自分を客観的に見ることが出来た。
===
頭の中が整理できて良かった。
===
ビジネスモデルYOUというものの説明を伝えることが、とても価値あるものと分かった。
===
学校や職場で実施する。
===
読書会で、人は変われる!!と伝えたい。
===
テーブルのメンバーは仲良くなれるので、同じメンバーで1年間何回かやって、みんなを知れるといいな。
===
やっぱり読書会は楽しい、ワクワクする。
===
このような取り組みがあることを知ったこと。
ビジネスモデルを作る事⇨長所や才能を活かすための原動力。
===
初めて参加しました。本が好きでよく読みますが、読み方の領域が広がった。
===
面白い。自分の想いと、人の想いをうまく整理できるようになる。
===
キャンバスの書き方のコツがわかった。
===
今後の仕事や生き方、良いところの届け方の考えを深堀りすることで、新しいアイデアが生まれるのが楽しかった。
===
新しい発見(自分の知らなかったこと、考え方)をすることができた。
ビジネスモデルキャンバスという新しいことを知ることが出来たので良かったです。

■今後の可能性

府中市でのまちヨミは、JOINの地域おこし協力隊との初のコラボレーションであり、協力隊の僕がリーディングファシリテーターとなりました。さらに、僕がNPOの代表理事を務めます。地域おこし協力隊の一員が、3年という任期中に、地域貢献のためのNPOを設立し、地域の方の協力を得て、NPOの代表理事になる。その活動を加速させたのは、読書会です。
                     
まちヨミだけでなく、地域貢献の1つとして、読書会を定期的に開催しています。
府中市の今後の活動は、まちヨミの代表的な事例として、定期的にレポートを行っていきたいと思います。



ポイント⑤ 今後の課題(継続性)
「まちヨミ」のその場だけで終わりにするのではなく、Facebookなどでまちヨミの結果などを共有する。今後もアイデアや、相談が出来る繋がった状態にする。出てきたアイデアを参考に参加者と一緒に行動を起こしていくことをしていかなければならない。


■空き家対策のNPOについて

・空き家は負債ではなく価値である

東京にあるふるさと回帰支援センターには、毎日200人もの人が空き家を求めてやってくるとのこと。さらに、その中の7割の方が、「地域を限定せずに」探しにきているそうです。
その反面、ふるさと回帰支援センターに登録されている空き家は、ほんの一部であり、私たちが、ネットや不動産屋で部屋を見つけるようなやり方では、実は空き家を探し出す事は難しいという現状です。

それはなぜか…?
実際に空き家を所持している人は、『なんとかしないといけないけど何処に相談していいか分からない、売れるか分からない、処分にもお金がかかる』・・・
不動産側でも、空き家の受け入れは、「断る事も多い」のが現状だそうで、情報を出したいのに出せてない人が多のです。

しかし、空き家は決して負債ではない。都会にある家も地方にある家も、機能は同じ。
まして、以前よりもインターネットやネットスーパー等、インフラも加速度的に進化している今、正当に評価すれば、実際に住む人がその家に満足する事が出来れば、その価値は地方も都会も同じなのかもしれないのです。

そして、府中市は現在、61軒が空き家と言われている現状。
人口が毎月50人程減っている今の延長線上では、さらに空き家は増えると思われています。

将来、日本全体の40%が空き家になると言われています。

空き家を正当な価値で評価できる第3者的な組織が必要である。



NPO法人 アルバトロス設立!
府中市内の空き家・空き地の所有者で、不動産業者が取り扱えないような物件の情報収集をする事と、移住・交流を希望する者への物件をはじめとする情報発信や、移住してきた方への情報提供・交流企画を通じて、都市から府中市への移住・交流を推進し、もって府中市の地域の振興に寄与することを目的とするNPOを立ち上げることになりました。

府中市内にて、増加し続ける空き家、空き地の情報収集と、移住・交流を希望する方への情報発信、移住した方へのアフターフォロー等をして、府中市への移住のインフラを整えるため、地域おこし協力隊と、地域の不動産業者、建設会社などの専門業者と連携して準備し、8月から準備を開始、2月にNPO法人として承認をもらえる予定です。


■協力隊で「まちヨミ」を開催してみたい方
僕が「まちヨミ」を開催することが出来て、地域の人たちのご意見を頂けたのも、RFA協会のノウハウと知識のおかげですが、リーディング・ファシリテーターにならなくても「まちヨミ」を開催することは可能です。ファシリテーターを派遣してもらえばいので、開催したい場合は、RFA協会にお問い合わせくださいになります。

ノウハウやファシリテーションの技術が無くても、開催してみるのも協力隊として可能だと思いますが、僕自身、初めての事でしたので、準備から、参加者の満足度、その場の盛り上げ方に関しては、RFA協会にお世話になりとても助かりました。自分のスキルアップにもつながったと思います。決して協会の宣伝ではなく、協力隊の任期3年の短い期間の中で、不得意な部分を習得すには時間が短いと思います。その他の活動でも、他者の知識や人脈に力をお借りすることは効率的だと思います。


■まとめ

この報告書は、「まちヨミ」を開催するまでの経緯と開催した内容報告です。ですが、このような、協力隊が活動している内容を、結果や事例で可視化するだけでなく、過程や、実際に他の地域でも実行可能な資料を作成することと、他の地域の協力隊に共有し、より良い案を形作るきっかけにすることが目的です。「まちヨミ」だけでなく、様々な地域活動が共有されていくきっかけになれば、協力隊の任期の中で、悩んでいる時間、行動しない時間は減っていくのではないでしょうか。